目の病気・症状について

ドライアイ

ドライアイとは

ドライアイとは目の表面を保護する涙の分泌が少なくなったり、涙の質が悪くなることによって、角膜や結膜といった目の表面の粘膜(オキュラー・サーフィス)が乾燥し、障害され起こります。
さまざまな要因があり、エアコンなどによる空気の乾燥、パソコンの長時間使用などが原因として考えられます。

症状について

  • 目が乾く
  • 目が疲れやすい
  • 目に違和感がある
  • かすんで見える
  • まぶたが重い

治療法

ドライアイは放置していると重症化して、治りにくくなることもあります。
目に不快感があるときは、早めに眼科を受診しましょう。
治療方法は、主に点眼薬を使って目の乾燥を防ぎ、粘膜の状態を良くしていきます。
重症の場合は、外科治療を行う場合もあります。涙点プラグというものを涙の排出口である涙点に挿入し、ふさぐことによって涙を目の表面にため、涙の量を増やす治療法です。この治療法は当院でも行っております。

飛蚊症

飛蚊症とは

飛蚊症とはものを見ているときに、黒い虫のような浮遊物が飛んでいるように見える状態のことです。
形や大きさはさまざまで、まばたきをしたり目をこすったりしても消えません。
明るい場所や白い壁、青空を見ているときに症状が表れ、暗いところでは気にならなくなります。

原因

眼球の中にある透明なゲル状の硝子体に何らかの原因で濁りが生じ、その影が網膜に映って黒い虫のように見えている状態です。この濁りには、生理的なものと、目の病気から生じているものがあります。

生理的な飛蚊症

生まれつき、老化現象、近視などの生理的な飛蚊症は特に心配ありません。
自分では生理的なものかどうか判断は難しいので、飛蚊症の症状があるときは検査をおすすめします。

老化による飛蚊症

歳をとると硝子体はゼリー状から液状に変化し、硝子体は次第に収縮して網膜から剥がれます(硝子体剥離)。このような変化が飛蚊症の症状をもたらしますが、髪が白髪になるのと同じようなもので心配する必要はありません。
しかし病気による飛蚊症との区別は検査をしないとわからないため、眼科での検査を必ず受けることが大事です。

病気による飛蚊症

急激に浮遊物の数が増えたり、形が変わったり、視力低下の症状があるときは要注意です。目の病気が原因で飛蚊症が現れているときは、早期治療の必要があります。
網膜剥離、網膜裂孔、硝子体出血、ぶどう膜炎など病気が潜んでいることがありますので、症状が変化したときはすぐに眼科の検査を受けましょう。

検査について

飛蚊症があるときには、精密眼底検査をします。
瞳孔を開く目薬を差して眼底を詳しく調べますので、検査後は数時間ピントが合いにくくなったり、光がまぶしくなったりします。
その間の車の運転はできないため、公共の交通機関などを利用してお越しください。
検査によって異常が見つかったときは、病気に対する適切な治療を行います。

加齢黄斑変性

網膜の中心にある黄斑(おうはん)という場所に、加齢にともなう変化によって起こる病気です。
黄斑は網膜の中心部分にあり、ものを見るときに重要なはたらきをしています。

加齢黄斑変性のタイプ

新生血管が発生して黄斑が障害される「滲出型」と、細胞の組織が徐々に委縮する「委縮型」があります。

加齢黄斑変性の症状

  • ものが歪んで見える
  • 色の区別がつきにくい
  • 視野の中心が暗い・欠けて見えない
  • 視力が低下する

加齢黄斑変性症の治療法

抗VEGF療法

新生血管の成長や、血液中の水分が漏れ出すようになる原因となる物質が、VEGF(血管内皮膚増殖因子)といわれています。
この物質を減らす効果がある薬剤「抗VEGF」を、直接眼に注入することで、新生血管の出血や浮腫を軽減する新しい治療法です。経過を観察しながら、数回にわたって治療を続けていきます。
ほかにも、光線力学的療法、レーザー光凝固術などがありますが、抗VEGF療法が最も有効な治療法になります。

網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症とは

網膜の静脈が詰まってしまう病気です。
血液の流れが悪くなり、眼底出血や網膜浮腫を起こします。

網膜静脈閉塞症の原因

動脈硬化が大きな要因と考えられています。
高血圧、動脈硬化、糖尿病の方にも起こりやすい病気です。

網膜静脈閉塞症の症状

  • ものが歪んで見える
  • 視野の一部が暗い
  • 視野の一部が欠けて見えない
  • 視力が低下する

網膜静脈閉塞症の治療法

抗VEGF療法

新生血管の成長や、血液中の水分が漏れ出すようになる原因となる物質が、VEGF(血管内皮増殖因子)といわれています。
この物質を減らす効果がある薬剤「抗VEGF」を、直接眼に注入することで、新生血管の出血や浮腫を軽減する新しい治療法です。経過を観察しながら、数回にわたって治療を続けていきます。

レーザー治療(レーザー光凝固術)

網膜にレーザーを照射して、新生血管の発生を防ぎます。
網膜静脈閉塞症で血管が詰まっている場合、適応になります。
当院では地域で唯一、最新のパターンレーザー光凝固装置を導入しています。パターンレーザーは、複数のレーザーを効率よく同時に照射できるため、従来のレーザーと比べて痛みが少なく、短時間で治療できる利点があります。

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