●夏の目の病気といえば…●
夏といえば子どもたちはプールです。節電要請もあるとは言いながら、子供たちは夏休みプールで遊ぶ機会が一気に増えます。但し注意しなくてはならない目の病気は【はやり目】です。これはウイルス性の「流行性角結膜炎」です。
これはアデノウイルスという風邪を起こすウイルスが原因で感染力も非常に強いものです。
プールなどで感染経路が拡大するため、夏には特に注意が必要ということになります。
発熱を伴うと大変で、「プール熱」と呼ばれる「いんとう結膜熱」も発生しかねません。
昨今ではプールの消毒もよくされるようになり、以前よりは感染も減ってきました。
しかし感染の経路が【接触感染】なのできちんと注意をする必要があります。
何故ならば、はやり目の人が触った部分(ドアノブや自動販売機のボタンなど)を何も知らずに触ってしまうとします。その手を洗わずに自分の目をこすると、あっさりと感染してしまうというくらい、この菌は感染力が強いからです。
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はやり目は【目のインフルエンザのようなもの】です。
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結膜炎の症状
【充血してかゆい】【目やにがひどい】【目が痛く、ぼつぼつが白眼の端にある】
上記のような症状が出たかどうかをチェックします。
かかってしまったら基本的には体内に抗体ができるまで治りません。
約5日~1週間ほどは症状がひどくなることもありますので、医師の指示に従い点眼薬での対症療法を続けましょう。
また感染を増やさないよう手ぬぐいやタオルは別に管理し、周りの人はこまめに手を洗うことを心掛けてください。
せっかくの夏休み、楽しく過ごせるようお気を付けて下さい。