糟屋郡須恵町の須恵中央眼科では白内障手術をご希望される方が年々増えてきています。たくさんの方が視力を取り戻され、快適に過ごされています。安全な手術を行うために医師の技術はもちろんですが、新しい白内障手術機器も大事なポイントです。
白内障手術機器は5年も経つと新しいものに替えていく必要があるほど、進化がとても速くなってきています。白内障手術に特に力を入れている当院では、常に安全で質の高い手術をお受けいただくため、医師の日々の技術の研鑽(けんさん)とともに、新しい機器の導入も定期的に行うことにしています。
そこで本年は新しい白内障手術機器の導入(糟屋郡では初の最新機器)を行うことにしました。現在、最先端といわれるこの機器の導入で今まで以上に効率よく、安全性の高い手術ができるようになりました。患者様の目への負担はさらに少なくなり、より高いレベルでの手術が可能となりました。
白内障手術をお考えの方は、一度ご来院いただき、ご相談ください。
●白内障の治療
白内障とは主に廊下によって水晶体が濁る病気です。進行すると自然治療することはないので手術が必要です。現時点では進行した白内障の治療は手術以外にありません。
白内障手術とは
濁っている水晶体を取り除き、人口の水晶体(以下眼内レンズと呼びます)を移植する手術です。水晶体は非常に薄いふくろ(以下水晶体嚢「のう」と呼びます)に包まれ、チン氏帯という繊維で目の前方に固定されています。この水晶体嚢の前面を丸く切り取り、水晶体を露出させます。そして目の上の方につくった小さなキズ口(約2.8mm)から超音波を発振するチップを目の中に入れ、水晶体を砕きながら吸い出します。そのあとで先程のキズ口から柔らかい素材でできている眼内レンズを水晶体嚢の中へ挿入します。
*白内障手術のイメージ
●白内障手術機器は日進月歩で進化
白内障手術機器は、国内では1980年代より積極的に導入が始まりました。初期の機器は完成度がまだ低く、安全に使用するには大変な技術を要しましたが、現在ではめざましく技術が進化して安心して使えるものになりました。最新の機器は、手術中の目の中の状況の変化を細かく感知し、それにあわせて超音波の発信方法や吸引圧などを即座に変化させることができます。熱を持ちやすい超音波の発信も1000分の1秒単位で細かく管理されていて、目に対する負担も各段に少なくなっています。医師が目の中で行う細かい作業にも臨時に反応してくれるので、今までよりもさらに安全性の高い手術が可能となりました。
●白内障手術機器の進歩と眼内レンズ
白内障手術危機が進歩するとともに目の中に移植する眼内レンズも進歩しています。眼内レンズの光学径は通常約6.0mmです。初期の眼内レンズは硬い素材でできていたので、移植にはレンズ光学径と同じ6.0mm程のキズ口が必要でした。現在では折りたためる柔らかい素材が主になりました。このタイプの眼内レンズは清潔な筒(インジェクター)の中を通して移植が可能で、小さなキズ口から挿入可能です。白内障手術機器が進化し、折りたためる眼内レンズを同時に使うことで【キズの小さい日帰り白内障手術】が可能になり、手術後の視力の回復も早くなりました。
須恵中央眼科では今後も患者様に最新の医療をご提供できるよう、常に設備投資や最新技術の導入も続けてまいります。